◎LIVE8本ノック終わって、思うこと。 [歌のお仕事]
いや、長かった。
8月くらいから、ぼちぼちというかあっという間に入ってきた9〜10月のライヴイベント。
2ヶ月間に、8本のライヴ…という、自身初の本数を抱え、
日々葛藤と練習と課題と…なんだか色んな気持ちが波のように押し寄せてくる日々だった。
フラメンコの「フ」の字もようわからず、
スペイン語もろくに話せず、
コンパスもレトラの理解も、バリエーションの違いも、
カンテのことはいざ知らず、ギターのこともバイレのことも碌にわかっていない。。。。
そんな私が、人様の前で、しかも、ほとんどのお客さまがフラメンコを知らない方たちに、
フラメンコをやっていいのだろうか…そんな葛藤と闘っていた。
そのくらいの、責任感を背負ってやっている。
そこは、自身持っていいと思う。
ただし、独学の身。
最初の1年半は先生に習ったけれども、ライヴデビューしてからは完全に独学である。
いいも悪いも、誰も言ってくれない。
そんなデビュー3年目。
ほぼ毎週ライヴがある…という経験を2ヶ月もさせてもらった。
恐らく、プロで活躍されている方々は、これが年中続くのだろう。
私なんて、まだまだペーペーだから、もちろん、初めて歌う歌や、
初めて要求された歌なんかもあったりする訳だ。
そして、その度に猛練習して、必死に本番に間に合わせるのだが、
やはり、歌い込んでいない付け焼き刃では、本番の魔物に太刀打ちできない。
失敗してもいいんだろうし、誰だって失敗する。
そうやって、経験積むんだろうけど…なんだろうなぁ、お金いただいてるのに、
「ごめんなさい、失敗しました」とはとても言えず…
まぁ、その場合は、踊り手さんたちも、こちらの失敗に気が付いてもいないようなので、
言わないに越したことはないんだろうけど、
そして、もちろん、フラメンコを初めて見るようなお客さまには絶対にわからないことなんだろうけど…
誰がわからなくても、私は知っている。
ここだよね。
けれど、この経験があってこそ、次に活かせる訳だ。
カンテは20年やって、やっとできるようになると言われている。
これは、日本でなく本場スペインで、だ。
ということは、日本にいながらやったら40年くらいかかる?
そう考えると、たった3年で、何ができる訳でもないんだが…
絶対数の少ないカンテは、ちょっと歌えるとなると、それで仕事が来てしまうのだ。
ましてや、私は、元々歌の素養がある。
歌自体は、恐らく巧い。
声量だって、充分にある。
そして、初めてフラメンコを観た…という友人・知人たちは、
驚き、衝撃を受け、何か感じてくれている。
ただね、やっぱり、私の師匠からすると、とんでもなく未熟なんだよな〜。
まぁ、私の師匠は、スペイン人も認めるカンタオーラなんだけれども。
でもね、私ね、何故か、カンテだけは、その域に達せられると、
心から信じることができる。
恐らく、一生、勉強し続けても、何もわからずに終わるだろうが、
それでも、このカンテの魅力には叶わない。
そんな、祈りにも似た気持ちで、日々練習し、歌うのだ。
毎週1回のライヴ、もちろん、大変だったけど、ものすごく勉強になった日々だった。
こんなにフラメンコ漬けになったことも、初めてだったかも。
これが日常になるくらい、がんばらないとね。
今のところ、春と秋に忙しいだけだもんね。
まだトップシークレットだけれども、年末に師匠との共演が叶うかも?!
この8本ノックをがんばったご褒美だと思っている。
とにかく昨日が私にとっての千秋楽。
とてつもない解放感と、同時に、とてつもない「やりたい」感が襲ってきた。
この8本ライヴが終わるまで…と、ガマンしてきた、新しいCDを聞くとか、
クリスマスのイベントの曲を練習するとか…あと、本業ね(笑)に力入れるとか、
色々やりたくてうずうずする。
私、がんばったのよ。
それ、間違いないと思う。
そして、もっとやれそうだな、とも思った。
レパートリーが増えて、新しく覚える必要のものが減っていくと、
きっともっと増やせる。
ずっとずっと葛藤に苛まれながら、続けていくのだろう。
今は
カンテが歌えるから。
という理由だけ(じゃないと願っているが)で、依頼が来ているのだとしても、
将来は「あなたのカンテじゃなきゃ」という理由で、依頼がくる歌い手になっていたい。
今はね、「まがりなりにもとりあえず歌える」って理由で依頼が来ているのだとしたら、
「もう辞めちゃおうか」とも、何度も思った。
だって、本物のフラメンコを伝えたいのに、私、まだ本物を伝える技量がない!んだもの。
依頼が来たら、よほどのことがない限り、お断りするのは失礼だし、
「歌ってます」というから依頼がくるんだったら、もう辞めてしまおうと、本当に何度の思った。
どうやって乗り切ったか。
師匠の
「がんばって続けてね」という、スペインに旅立つ前の言葉。
「私だって、スペインに行ったら辞めたくなる」と言っていた言葉。
それで、なんとか続けてこられた。
いや〜、なんにしても、歌が好きなんだな。
そして、フラメンコが好きなんだな。
そう感じた2ヶ月間。
この先も、葛藤し続けながら一生勉強していくんだろう。
でもね、それが、とても楽しくて、幸せなんだよね。
なんだろね(笑)
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2ヶ月間に、8本のライヴ…という、自身初の本数を抱え、
日々葛藤と練習と課題と…なんだか色んな気持ちが波のように押し寄せてくる日々だった。
フラメンコの「フ」の字もようわからず、
スペイン語もろくに話せず、
コンパスもレトラの理解も、バリエーションの違いも、
カンテのことはいざ知らず、ギターのこともバイレのことも碌にわかっていない。。。。
そんな私が、人様の前で、しかも、ほとんどのお客さまがフラメンコを知らない方たちに、
フラメンコをやっていいのだろうか…そんな葛藤と闘っていた。
そのくらいの、責任感を背負ってやっている。
そこは、自身持っていいと思う。
ただし、独学の身。
最初の1年半は先生に習ったけれども、ライヴデビューしてからは完全に独学である。
いいも悪いも、誰も言ってくれない。
そんなデビュー3年目。
ほぼ毎週ライヴがある…という経験を2ヶ月もさせてもらった。
恐らく、プロで活躍されている方々は、これが年中続くのだろう。
私なんて、まだまだペーペーだから、もちろん、初めて歌う歌や、
初めて要求された歌なんかもあったりする訳だ。
そして、その度に猛練習して、必死に本番に間に合わせるのだが、
やはり、歌い込んでいない付け焼き刃では、本番の魔物に太刀打ちできない。
失敗してもいいんだろうし、誰だって失敗する。
そうやって、経験積むんだろうけど…なんだろうなぁ、お金いただいてるのに、
「ごめんなさい、失敗しました」とはとても言えず…
まぁ、その場合は、踊り手さんたちも、こちらの失敗に気が付いてもいないようなので、
言わないに越したことはないんだろうけど、
そして、もちろん、フラメンコを初めて見るようなお客さまには絶対にわからないことなんだろうけど…
誰がわからなくても、私は知っている。
ここだよね。
けれど、この経験があってこそ、次に活かせる訳だ。
カンテは20年やって、やっとできるようになると言われている。
これは、日本でなく本場スペインで、だ。
ということは、日本にいながらやったら40年くらいかかる?
そう考えると、たった3年で、何ができる訳でもないんだが…
絶対数の少ないカンテは、ちょっと歌えるとなると、それで仕事が来てしまうのだ。
ましてや、私は、元々歌の素養がある。
歌自体は、恐らく巧い。
声量だって、充分にある。
そして、初めてフラメンコを観た…という友人・知人たちは、
驚き、衝撃を受け、何か感じてくれている。
ただね、やっぱり、私の師匠からすると、とんでもなく未熟なんだよな〜。
まぁ、私の師匠は、スペイン人も認めるカンタオーラなんだけれども。
でもね、私ね、何故か、カンテだけは、その域に達せられると、
心から信じることができる。
恐らく、一生、勉強し続けても、何もわからずに終わるだろうが、
それでも、このカンテの魅力には叶わない。
そんな、祈りにも似た気持ちで、日々練習し、歌うのだ。
毎週1回のライヴ、もちろん、大変だったけど、ものすごく勉強になった日々だった。
こんなにフラメンコ漬けになったことも、初めてだったかも。
これが日常になるくらい、がんばらないとね。
今のところ、春と秋に忙しいだけだもんね。
まだトップシークレットだけれども、年末に師匠との共演が叶うかも?!
この8本ノックをがんばったご褒美だと思っている。
とにかく昨日が私にとっての千秋楽。
とてつもない解放感と、同時に、とてつもない「やりたい」感が襲ってきた。
この8本ライヴが終わるまで…と、ガマンしてきた、新しいCDを聞くとか、
クリスマスのイベントの曲を練習するとか…あと、本業ね(笑)に力入れるとか、
色々やりたくてうずうずする。
私、がんばったのよ。
それ、間違いないと思う。
そして、もっとやれそうだな、とも思った。
レパートリーが増えて、新しく覚える必要のものが減っていくと、
きっともっと増やせる。
ずっとずっと葛藤に苛まれながら、続けていくのだろう。
今は
カンテが歌えるから。
という理由だけ(じゃないと願っているが)で、依頼が来ているのだとしても、
将来は「あなたのカンテじゃなきゃ」という理由で、依頼がくる歌い手になっていたい。
今はね、「まがりなりにもとりあえず歌える」って理由で依頼が来ているのだとしたら、
「もう辞めちゃおうか」とも、何度も思った。
だって、本物のフラメンコを伝えたいのに、私、まだ本物を伝える技量がない!んだもの。
依頼が来たら、よほどのことがない限り、お断りするのは失礼だし、
「歌ってます」というから依頼がくるんだったら、もう辞めてしまおうと、本当に何度の思った。
どうやって乗り切ったか。
師匠の
「がんばって続けてね」という、スペインに旅立つ前の言葉。
「私だって、スペインに行ったら辞めたくなる」と言っていた言葉。
それで、なんとか続けてこられた。
いや〜、なんにしても、歌が好きなんだな。
そして、フラメンコが好きなんだな。
そう感じた2ヶ月間。
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2014-11-05 00:45
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