SSブログ

◎3月の読書まとめ [本]

3月も終わり、今日から4月、新年度。。。
あっという間に時が過ぎていって、目まぐるしいけど、
なんだかいい方向に進んでいるから、
加速度的に早く感じちゃうんだろうな。

おかげさまで(笑)読書がすすまない…嬉しい悲鳴。




2015年3月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:808ページ
ナイス数:708ナイス

悪いことをして罰があたった子どもたちの話悪いことをして罰があたった子どもたちの話感想
しません、しません、もうしません!思わず泣きをいれたくなる。詩はエドワード・ゴーリーのものではなく、ヒレア・ブロックのもの。原書12篇のうち、7篇にゴーリーが挿絵を描いたものだ。「教訓」を題材にしているようだが、こんなの本当に子供に読んできかせたら、怖くて夜も眠れないよね(笑)
読了日:3月19日 著者:エドワード・ゴーリー,ヒレア・ベロック


不幸な子供不幸な子供感想
これでもかってくらい、少女に不幸が降りかかる。最後はとどめを刺される。幸も不幸も感じ方次第だけれど、ここに描かれている不幸な出来事は、表面だけみたら、よくあるステレオタイプな不幸だ。だが、その奥の奥に、本当の闇と不幸がある。それを、エドワード・ゴーリーは絵で現した。彼の本は、何度読んでも、どこまでも深く深く潜らされる。そして、毎回違う闇に出会う。
読了日:3月19日 著者:エドワードゴーリー


僕はお父さんを訴えます (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)僕はお父さんを訴えます (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
初読みの作家さん。いや、びっくりした。最初はタイトル通りに物語りが進んでいくのだけれど、判決のシーンから急に大どんでん返し!全くミステリ臭がなかったくせに、急に?掌を返したごとく衝撃の事実が語られていく。いい意味で裏切られた。もっと、ほっこり終わるのかと思ったさー。虐待を受けている子供は、もしかしたらそんな風に思うのかもしれないなぁと。しかし、裁判まで起こして真の罪を追求するなんて、闇は深いよな。ほっこりなだけに、より深い闇が見えた。他の作品も読んでみよう。
読了日:3月18日 著者:友井羊


おぞましい二人おぞましい二人感想
読んでみて、タイトルの意味がわかる本。実話から人間の闇を模索した作品だとか。画家のお友達とそのお友達の占い師さんとお茶して、エドワード・ゴーリーで盛り上がり、再読。いつ読んでも、じーーーーっと見入ってしまう絵。いつ読んでも、うーーーーんと考えさせられる文章。人生にテーマを持つ人の作品は、ものすごいパワーを持っている。
読了日:3月11日 著者:エドワード・ゴーリー


せどり男爵数奇譚 (ちくま文庫)せどり男爵数奇譚 (ちくま文庫)感想
古書ミステリは、結構読んだ方だとは思うが、これはなんだか、妖気が漂っているというか、耽美的退廃的な美徳があって「蒐集家」という、一部狂気の沙汰が描かれている。「わかるわかる」と、大手を振っては言えないが、やっぱりわかる部分もあり…それって、収集癖というよりも、何かに入れ込む時、人は一様に狂気なのだという理解。私の古書ミステリはジョン・ダニング「死の蔵書」に始まっているけど、「やっぱり紙の本が好き」という本好きにはたまらん一冊。
読了日:3月9日 著者:梶山季之

読書メーター

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。